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一本桜_その1

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ここでは三大桜、五大桜以外の一本桜を紹介しています。

樹齢数百年といった、それぞれに名称がつけられている桜です。

一本桜



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最福寺のしだれ桜_2023年4月2日

静岡県伊豆市、樹齢50年~70年、シダレザクラ(伊豆最福寺しだれ)

八重咲のしだれ桜なので、華やかですが、樹高はあまり高くありません。2001年に新種として認定された珍しい桜です。芸術的な美しさはありませんが、生垣や駐車場のほうにもはみ出して、野性味のある桜です。河津桜のように派手なお祭りはありませんが、土肥地区にあるので、春の西伊豆海岸を楽しみながらこちらの桜も見てみるのもよいと思います。

最福寺のしだれ桜

慈眼寺のしだれ桜_2022年3月27日

埼玉県坂戸市、樹齢200年以上、シダレザクラ

2022年は桜をあまり見に行っておらず、振り返ると近くの慈眼寺のこの写真のみでした。自粛でなくても、遠くまで行くと食事など気になるところが多く、疲れてしまったというのもあります。2012年以来ですが、本堂にきちんとお参りし、埼玉ポーズの十一面観音様のご朱印も拝受して、ゆっくり楽しめました。典型的なしだれ桜で、支えが多いですが、バランスがよくて、どの角度から見てもきれいに見える桜です。

慈眼寺のしだれ桜

一之宮地蔵尊の彼岸桜_2021年4月10日

群馬県みなかみ町、樹齢約200年、ヒガンザクラ

みなかみ町新治の「たくみの里」は、道の駅・物販施設を中心として、田園風景の中で蕎麦打ち、工芸品づくり、陶芸などさまざまな体験ができます。そこから少し山の方向に歩いたところに、遠くからでも見通しのよい、大きな桜があります。シダレザクラのようにも見えますが、ヒガンザクラとのことです。片方の枝のみ道路にはみ出し、さらにそこを越えて田んぼまで枝が伸びている盆栽のような桜は、最高に絵になります。17時過ぎの写真ですが、4月の晴天は、思いのほか日が長く、行ってみてよかったです。

一之宮地蔵尊の彼岸桜

上発知のしだれ桜_2021年4月10日

群馬県沼田市、樹齢約400年、シダレザクラ

2010年以来、11年ぶりの上発知の彼岸桜です。2010年は4月30日ですから、2021年はかなり早く開花していることがわかります。400年の桜は十年経っても変わらずと期待していたのですが、こちらはちょっと残念な結果です。樹勢がちょっと衰えただけでなく、枝のあちこちに鳥の巣のようなものが見えます。これは鳥の巣でもヤドリギでもなく「てんぐ巣病」です。植物の枝は一番先端が成長しますが、カビの一種などが原因で多くの芽が一度に成長することにより鳥の巣ができたようになります。冬に関連する枝を切り落としたり、対策が必要ですが、かなりあちこちに起きていますので、残念ながら枯れてしまう可能性が高いです。

上発知の彼岸桜

発知の彼岸桜_2021年4月10日

群馬県沼田市、樹齢約500年、ヒガンザクラ

2011年以来、10年ぶりの発知の彼岸桜です。2011年は4月29日、今回は4月10日で、ともに満開ですから、年によってずいぶん開花時期に差があることがわかります。今回のほうが晴れています。樹齢500年の桜にとっては十年は誤差かもしれませんが、地球温暖化で災害が増えていますから、台風で枝が折れたり、倒れてしまったりということがあっても、不思議ではありません。ちゃんと同じように桜をみることができたのは、嬉しいし、感謝の気持ちがあります。そして、十年後も同じように桜が見られるよう願いを込めたいと思います。

発知の彼岸桜

天照寺のしだれ桜_2021年4月10日

群馬県沼田市、樹齢約200年、シダレザクラ

群馬県沼田市の市街地から山のほうに向かうと、少しずつ標高を上げた見晴らしの良い田園地帯に、いくつかのきれいなシダレザクラがあります。その中でも樹勢、枝垂れ具合、見晴らし、お寺の建物の旧さと距離感など、すべてのバランスがよいのがこの「天照寺のしだれ桜」です。しかも、穴場なのかあまり知られてなく、のんびりと桜を眺め、写真を撮ることができます。海外の方に日本の典型的な桜を伝えるとしたら、これかなと思っています。

天照寺のしだれ桜

般若院のシダレザクラ_2021年3月28日

茨城県龍ケ崎市、樹齢約500年、シダレザクラ

龍ケ崎市の般若院には、シダレザクラ(エドヒガン)の大木があります。枝垂れ度合はあまりなく、エドヒガンといったほうがイメージと合います。もう少し晴天、満開だともっと映えると思いますが、エドヒガンは花があまり密でなく、長寿のため落ち着いた美しさがあります。長生きな桜なので、盆栽のように枝がくねくね曲がっていて、それを見るのもまた楽しみです。

般若院のシダレザクラ

清雲寺のしだれ桜_2021年3月27日

埼玉県秩父市、樹齢約600年、シダレザクラ

秩父市(旧荒川村)の清雲寺は、秩父紅しだれ桜と呼ばれるシダレザクラの名所でもあります。桜並木や、一本のシダレザクラは他でも見ることができますが、見渡す限りシダレザクラという光景はここでしか見ることはできません。その中でもひときわ樹齢を重ねてきているシダレザクラが、この600年の桜です。老木をいたわり、ライトアップなども当たりすぎないよう配慮されていますが、ほのかながら、周囲より少し紅の濃い花びらがひときわ目を惹きます。

清雲寺のしだれ桜

長泉院のしだれ桜_2021年3月27日

埼玉県秩父市、樹齢約100年、シダレザクラ

秩父三十四箇所観音霊場、第二十九番、長泉院の来訪者を出迎えるように、入口に大きなしだれ桜があります。かつては樹勢が衰えていましたが、近年復活して美しい花を咲かせるようになったため、「よみがえりの一本桜」とも呼ばれています。清雲寺のしだれ桜は満開でしたが、こちらは少し開花が遅いらしく、満開までもう少しといったところでした。さらに少し標高の高いところにある昌福寺のしだれ桜は全然咲いていなく、4月7日頃が満開だったようです。満開の桜を同時に巡ることはできないです。

長泉院のしだれ桜

弥陀のさくら_2021年3月27日

埼玉県長瀞町、樹齢約120年、シダレザクラ

長瀞町、法善寺には二本の天然記念物のシダレザクラがあります。法善寺は御本尊が阿弥陀如来なので、御本尊の近くにある桜は、「弥陀のさくら」と呼ばれています。桜の世界ではよくあることですが、交配的にはシダレザクラなのでしょうが、ほとんど枝垂れていません。しかしその分高さを感じます。晴天の中、屋根上高く伸びる、非常にすっきりした桜は、すがすがしい気持ちになります。

弥陀のさくら

与楽の地蔵ざくら_2021年3月27日

埼玉県長瀞町、樹齢約100年、シダレザクラ

長瀞町、法善寺に、「弥陀のさくら」とともにある大きなシダレザクラです。法善寺入口にお地蔵さんがあり、「苦抜与楽」の文字が刻まれていることから、「与楽の地蔵ざくら」と呼ばれています。こちらはちゃんと枝垂れています。「苦抜与楽」は、苦あれば楽ありといったところでしょうか。幹はお寺の敷地内にありますが、枝垂れているところは大きく歩道にはみ出しているところが、絵になります。

与楽の地蔵ざくら

岩田桜_2021年3月27日

埼玉県長瀞町、樹齢25~30年、イワタザクラ

長瀞町、道光寺の向かいにある桜は、エドヒガンとほぼ同時期に咲く、紅色の濃い桜です。2003年に長瀞町岩田地区の個人宅で発見された品種で、カンヒザクラとヤマザクラの自然交配種と考えられています。似たような桜はあるのですが、岩田桜は基本的にはここでしか見ることのできない桜です。発見から20年ほどしか経っていないのですが、将来は長瀞の名物桜になることも期待されています。

岩田桜

八徳の一本桜_2020年4月5日

埼玉県飯能市、樹齢約30年、ソメイヨシノ

八徳(やっとこ)の一本桜は、普通の樹齢のソメイヨシノですが、桜の在る場所が絶景です。人の生活のある山の中の桜です。紅一点というところでしょうか。なかなかここまで上がってくる人はいません。ゆっくり心ゆくまできれいな桜を眺められる穴場です。飯能市はムーミンバレーパークで有名になりましたが、元々広くて自然が豊かなので、絶景もたくさんあります。

八徳の一本桜

わに塚の桜_2018年4月1日

山梨県韮崎市、樹齢約300年、エドヒガン

わに塚の桜も2010年に見ていますが、ライトアップされた夜桜は初です。今年は開花が早く、来週からの予定だったライトアップが前倒しされました。市のホームページなどをチェックしていないと、逃してしまいます。この桜は人気でとてもたくさんの人が訪れています。とてもきれいなのですが、夜桜はスマホでは限界があります。なんとか接近して、満開の夜桜を撮ってみたのですが、白が浮いてしまいます。実物はもっともっときれいです。

わに塚の桜

乙ヶ妻のしだれ桜_2018年4月1日

山梨県甲州市、樹齢150~200年、シダレザクラ

集落のいちばん上、山の上から見下ろすシダレザクラです。駐車場からかなり急坂を登りますが、それ故に眺めは抜群です。晴天で、うまく撮ればインスタ映えする桜と思いますが、あまり知られていないらしく、人が数名程度しかいません。駐車場は5、6台でしたが、それでなんとかなっています。ゆっくりと水彩画を描いている方がいらっしゃいました。絵を描くにもベストな桜です。

乙ヶ妻のしだれ桜

慈雲寺のしだれ桜_2018年4月1日

山梨県甲州市、樹齢約300年、シダレザクラ

2010年以来の慈雲寺です。相変わらず、お寺を覆うように枝垂れて咲いています。満開で天気もよいことも、同じです。人の多さも同じぐらいで、道幅も変わっていません。ほっとします。枝垂桜の隙間から、武田菱の家紋が見えるのが、山梨らしさかもしれません。10日前に雪が降ったのが信じられないような、陽気な一日でした。

慈雲寺のしだれ桜

地蔵院のしだれ桜_2018年3月21日

埼玉県ふじみ野市、樹齢350年、シダレザクラ

3年ぶりの地蔵院です。しだれ桜は開花が早いですが、その中でも早く開花する桜です。したがって、開花後でも季節外れの雪が降ることがあります。3月21日の積雪は珍しいですが、その前が暖かかったこともあり、満開の桜に積もる雪となっています。可哀想ですが、風流でもあります。雪の重みで一段と枝垂れていますが、このあと雪は止み、暖かい春がやってきました。

地蔵院のしだれ桜

文谷のシダレザクラ_2016年4月9日

栃木県市貝町、樹齢150年、シダレザクラ

市貝町文谷は、きれいな桜がたくさんあります。修験者が参道に植えた桜がはじまりのようですが、文谷小学校の校舎にある桜が、田んぼの畦道からよく見えます。桜の移植は難しいことで有名ですが、看板によると二度植え替えられているそうです。生命力豊かな桜です。撮影時刻は17時10分すぎです。桜の季節は日没が遅くなる時期でもあり、これから楽しいことがありそうな気がします。

文谷のシダレザクラ

西山辰街道の大桜_2016年4月9日

栃木県那須烏山市、樹齢350年、ヤマザクラ

古木では珍しい、山桜です。ソメイヨシノをはじめ、桜はたくさんの園芸品種がありますが、原種はこの山桜をはじめ、十種類ほどです。あまり撮影に都合よくはなく、背の高い常緑樹が後ろから影をつくっているので、きれいな桜色の花びらは、なかなか写りません。しかし、林をよけて伸びた枝を見ると天然の桜の雰囲気があります。横でおばあさんが絵を描いていました。写真より、絵になる桜かもしれません。

西山辰街道の大桜

安昌寺のシダレザクラ_2016年4月9日

栃木県壬生町、樹齢130年、シダレザクラ

壬生町の市街地、曹洞宗のお寺である安昌寺にある桜です。大きな桜ではありませんが、お寺の桜らしく、建物、水場、灯篭、駐車場などを覆いながら、それらを凌ぐ存在になっています。2015年に西光院の桜を見たとき、藤棚ならぬ桜棚は珍しいかと思いましたが、ここも小さいながら桜棚があります。幹も枝も細く、見るからに華奢な桜ですが、大切に、そっと眺めていきたいです。

安昌寺のシダレザクラ

親鸞手植えの桜_2016年4月9日

栃木県下野市、樹齢800年、エドヒガン

下野市国分寺、蓮華寺の裏にあります。お寺の入口は幹線道路に面していて、桜があるようには見えませんが、その裏はこんなにのどかです。大きく幹は反っていますが、そこからきれいに枝が伸びています。親鸞の手植え伝説も、それに伴う樹齢も本当のところは定かではありませんが、地域の方々が永い年月大切にしてきたことは間違いありません。深い表現力のある桜にも見えます。

親鸞手植えの桜

成就院の上昇しだれ桜_2016年4月9日

栃木県岩舟町、樹齢100年、シダレザクラ?

ぼけ封じ観音、成就院には樹齢300年の枝垂桜がありましたが、平成14年に枯れてしまったそうです。300年生きていても、生を閉じることもあります。境内にはその親桜から実生で受け継がれた桜があります。シダレザクラはエドヒガンからの突然変異なので、挿し木ではなく実生で育った二代目は、枝垂れないこともあります。しかし、ここではシダレザクラの子孫であることが有名なので、「上昇しだれ桜」というここだけのユニークな名前がついています。

成就院の上昇しだれ桜

六義園のしだれ桜_2016年3月27日

東京都文京区、樹齢70年、シダレザクラ

2015年につづいて、同じ六義園のしだれ桜です。今年もきれいに咲いています。これまでたくさんの桜を見てきましたが、よく考えると、樹齢70年でここまで大きな桜はあまりありません。1000年生きているしだれ桜もあるので、そもそも桜の青年、壮年、老年とは、何歳ぐらいなのか、よくわかりません。多くの観光客にもめげず、元気な桜です。六義園は、桜を観ながらゆっくりお茶をいただくこともできます。日本の春です。

六義園のしだれ桜

秋山の駒ザクラ_2015年4月18日

福島県川俣町、樹齢400年、エドヒガン

陽が少し陰った、晴天の春の夕方、クリスマスツリーのように三角に枝を伸ばした桜が、山をバックにそびえ立っています。芸がないほどのバランスのよさですが、たくさんの一本桜を見ていると、これがいかに珍しく、貴重なものであるかわかります。桜の季節はひんやりとした空気感があり、それが凛とした佇まいを一層、際立たせています。周囲は畑地で、小さな集落があって、それを長い間見守っている桜です。

秋山の駒ザクラ

中島の地蔵桜_2015年4月18日

福島県二本松市、樹齢150年、ベニシダレザクラ

傾斜地にあり、一部の枝が根元より低い位置まで垂れ下がっています。晴天が何日もつづいたときであれば、下の水面にきれいに桜が映っているのでしょう。大きく横に広がりを見せた、盆栽のような桜です。支柱も、老木を保護するというより、造形のためのようにも見えます。盆栽として見てみると、圧倒的な規模感です。地蔵尊などの供養塔が多数あり、行きかう人の安全を願っています。もちろん、桜も。

中島の地蔵桜

東和・祭田のサクラ_2015年4月18日

福島県二本松市、樹齢350年、エドヒガン

二本松にはたくさんの一本桜があります。この桜も個人宅にあり、崖に沿った細い道を歩いて、庭先におじゃまして、観賞します。行ったときは、当主と知り合いの方で、縁側でお花見をされていたようです。パンフレットと桜のちょっとした解説をいただきました。前から場所取りするわけでなく、何時間も車を走らせるわけでもなく、本来の花見とは、この当主のようなところかもしれません。

東和・祭田のサクラ

合戦場のしだれ桜_2015年4月18日

福島県二本松市、樹齢200年、シダレザクラ

平安時代に、八幡太郎義家と阿部貞任・宗任兄弟が戦った「合戦場」に咲く桜です。一本桜のカテゴリですが、実は二本の桜が寄り添っています。福島県二本松から車で三十分のところにある「二本桜」です。枝が見えないほどの圧倒的ボリュームです。無料駐車場や売店もある観光スポットですが、個人宅の桜です。桜を維持するのは多くの努力が必要と思います。大切にしていきたいと思います。

合戦場のしだれ桜

福田寺の糸桜_2015年4月18日

福島県二本松市、樹齢300年、シダレザクラ

道の駅「さくらの郷」のすぐ近くにあります。名前のとおり、周辺にはきれいな桜の大木がたくさんあります。シダレザクラですが、枝垂れを感じさせないほど幹がまっすく、天に向かって伸びています。日当たりや風など、いろいろな条件があるのでしょうが、300年まっすぐに伸びてきたことには驚きです。先生に見られているようでもあり、自分もこのようにまっすぐ生きていきたいと思います。

福田寺の糸桜

小川諏訪神社のシダレザクラ_2015年4月12日

福島県いわき市、樹齢500年、シダレザクラ

いわきの市街地から、少し内陸に行ったところにある神社の桜です。三島八幡神社と違ってここは有名なところらしく、駐車場は完全満車で、迷惑にならないよう路肩に止めて延々と歩くといった状況です。人も多く、うまく写真を撮るのは困難ですが、神社の朱と桜色で、思いっきり華やかです。少し緑がでていますが、ほぼ満開と言ってよいレベルです。女子力の高い桜といったところでしょうか。

小川諏訪神社のシダレザクラ

三島八幡神社のシダレザクラ_2015年4月12日

福島県いわき市、樹齢500年、シダレザクラ

しなやかに 木陰を映す 桜かな。一度の訪問で快晴、順光、満開が揃うのは、Webページで開花状況を確認し、けっこう狙って行っても、30回に1回ぐらいです。風の強い日でしたが、快晴でシャッター速度が速いので、あまりぶれません。神社の規模も大きくなく、案内もさほどでなく、道も細く、見物客もあまりいないのですが、駐車場のところに桜が見えるよう砂利を積み上げてあったり、親切なところです。斜めの一本の枝で支えられており、倒れそうなバランスですが、しっかり羽を広げています。飛び立つ桜です。

三島八幡神社のシダレザクラ

本郷の千年桜_2015年4月4日

山梨県南部町、樹齢600年、エドヒガン

天気が悪いときは、空に桜は映えません。したがって、角度を調整して、山の緑が背景になるように撮影すると、このようにコントラストがきれいになります。これは、盆栽の松のような桜です。空を横に切るように枝が伸びた桜は、なかなかありません。樹幹がすごいと思ったら、幹の空洞部分に根を張った珍しい桜とのこと。老木の幹の間から、若木の桜を眺めるのもほんのり柔らかな味わいがあります。

本郷の千年桜

原間のイトザクラ_2015年4月4日

山梨県南部町、樹齢400年、シダレザクラ

南部町は国道52号に並行して、中部横断道が建設中です。その工事仮設道路を右左折しながら、細い道も通って桜に向かいます。開花の早い桜で、やや緑が目立ち、天気も小雨ですが、その分地元の方といっしょにのんびり桜を眺めることができます。支柱がなく、バランスのよい桜です。これといった特徴もなく400年といったところでしょうが、長寿が最大の個性かもしれません。

原間のイトザクラ

満願寺のしだれ桜_2015年3月29日

栃木県佐野市、樹齢200年、シダレザクラ

大きなしだれ桜は、普通左右に広がります。しかし、この桜は幹がまっすぐ、天高く伸びています。山門をはるかに凌駕する桜は、なかなか見ることができません。しだれ桜であるが故、絵になります。晴れていればもっと凄いのでしょうが、ちょっと曇りで残念です。西光院と同じ佐野市赤見町にあり、桜のはしごが楽しめます。

満願寺のしだれ桜

西光院のシダレザクラ_2015年3月29日

栃木県佐野市、樹齢400年、シダレザクラ

桜棚です。藤棚というのはよくありますが、こんな桜ははじめて見ました。お堂への参拝道を塞ぐように枝垂れたため、一本の木による桜のトンネルがつくられたと思われます。偶然の産物かもしれませんが、唯一の凄さがあります。ここまでの桜ですが、さほど人がいないのは不思議です。知名度の低い桜もたくさんあります。

西光院のシダレザクラ

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