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大地の芸術祭2012 その1

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新潟県十日町市、津南町全域を使ったアートフェスティバル「大地の芸術祭」が3年に1回開催されています。

一度は完全制覇してみたいと思い、埼玉県から何度も十日町、津南に通いました。

作品の写真と紹介、感想を報告します。

2012年09月17日更新

大地の芸術祭2012 その1



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火を護る螺旋の蛇

星野健司
シルクの水脈

郷晃
3つの門のためのネオン

スティーヴン・アントナコス
キナーレの正面に佇んでいます。周囲に溶け込んでいて、目立ちませんが、芸術祭に関係なくあります。夜のほうがきれいかもしれません。 これもキナーレの正面に佇んでいます。「へぇ、これよくわかんないなー」と言ってたおじさんがいましたが、確かによくわかりません。 キナーレ正面にある門ですが、これを通ってキナーレに入るわけではなく、オブジェです。

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3つの門のためのネオン

スティーヴン・アントナコス
3つの門のためのネオン

スティーヴン・アントナコス
ゴースト・サテライト

ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー
ネオンの作品なので、当然、夜のほうがきれいです。外周の明るさを確保する役割も持っているようです。 前の写真が1つ目と2つ目、これが3つ目の門です。ネオンの形がそれぞれ違います。 キナーレの吹き抜け天井に、世界各地で収集したものを吊るしています。失礼ですが、宇宙空間のゴミのようにも見えます。

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T226

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トンネル

レアンドロ・エルリッヒ
POWERLESS STRUCTURES, FIG.429

エルムグリーン&ドラッグセット
Wellenwanne LFO

カールステン・ニコライ
トンネルの中にいるようですが、暗室の中です。正面の外の景色は映像で、車は模型です。前に進むにつれ、巨人になった気分です。 MUSEUMと書かれた白い箱が崩れています。常識を打ち破るという意味にも、もっと憂慮がある意味にも見えます。 音の振動を水槽の水面に伝えているため、波紋が広がり、それを光で捉えています。繊細な作品なので、係りの方が常に調整されていました。

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浮遊

カルロス・ガライコア
Rolling Cylinder, 2012

カールステン・ヘラー
LOST #6

クワクボリョウタ
銀紙が紙吹雪として舞っています。よく見ると1つ1つの銀紙が家やビルの形に切り取られています。 (自分撮りその1)理容室のサインの中に入ったらどうなるかよくわかる作品です。赤・白・青のサインが回っていて、目が回ります。正面鏡なので、自分も写っています。 暗室の中、小さな明かりを乗せた鉄道模型が走っているので、模型の動きに合わせて、ゆっくりと周囲のモノが影絵になっていきます。

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No Man's Land

クリスチャン・ボルタンスキー
越後妻有 里山現代美術館 館名サイン「モノリス」

絶対交換会

中村未歩
キナーレの中庭は、いつも目立つ作品がありますが、今回は大量の古着をクレーンでつかんで、落とすことを繰り返す作品です。なので昼間のキナーレはクレーンの音が絶えず響いています。 この写真からはよくわかりませんが、館名サインに、土の層が埋め込まれています。大地の芸術祭だけあって、土の作品はとても多いです。 物々交換のイベントですが、人がいつも集っています。看板の横にいるのがシンボルキャラクターのようです。

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十日町文様展 -文様、それは、滲み出す人の営み

眞田岳彦
十日町文様展 -文様、それは、滲み出す人の営み

眞田岳彦
思い出の庭 T+S+U+M+A+R+I

武藤亜希子
十日町市博物館のエントランスにある、麻糸でつくられた作品です。よくわかりませんが、博物館にある国宝 火焔型土器は一見の価値があります。 災害時の備えとなる文様デザイン製品へとのことですが、よくわかりませんでした。しかし、伝統の中に華やかさのある文様です。 ハギレを集めて、少しずつつくった植物です。リサイクル、ワークショップ系の展示も多くあります。

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思い出の庭 T+S+U+M+A+R+I

武藤亜希子
越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
七夕の短冊も用意されていました。いくつかの好きな枠のスタンプを押して、それに絵や願いなどを書き加えて飾ることができます。 地域の人から集めた不要品に手を加えて蘇らせた作品です。「楳図かずおさん系だね」と言っていた人がいましたが、全体的にややシュールです。 宇宙の中で赤ちゃんの人形がぐるぐる回ります。このリサイクル・アートは動くものが基本のようで、館内にはぜんまいの音が鳴り響いています。

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越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
ランドセルを、ぶらんこの椅子に見立てるという発想はなかなかだと思いました。 メトロノームに時計がぶらさがって、ゴージャスになっています。時を刻むものとしてはメトロノームも時計も同じです。 ピンク色のおもちゃをつなぎ合わせていますが、動くシャベルが不安定感を増しています。

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越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
越後妻有リサイクル・アート美術館

野田智之
新・北越奇談~神話の再生~

石原延啓
日本人形の髪をファンで無理矢理なびかせています。この意味ない感がアートの基本かもしれません。 てこクランクの原理で、花さか爺さんが乗った台車が動きます。「何も動かなくても」というツッコミどころ満載のアートです。 絵自体は2次元ですが、建物の角を使っているため、立体に見えます。力強いタッチで、迫力があります。

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新・北越奇談~神話の再生~

石原延啓
新・北越奇談~神話の再生~

石原延啓
新・北越奇談~神話の再生~

石原延啓
「鹿男」だそうです。切り絵にもなりそうで、絵本の挿し絵にもありそうです。コミカルな感じもします。 絵がつながっていて、暗幕の先を覗くと、このようになっています。光と空間の捉え方が独特です。 ワークショップとして、地元小学生に4コマ漫画を描いてもらったそうです。テーマがうまく合っていて、なかなかです。


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