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東京オートサロン2012

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東京オートサロン2012に行ってきました。

管理人独自の視点から、気になったくるまをご紹介します。

東京オートサロン2012



大混雑

2012年1月15日。年に1度の自動車のお祭り、東京オートサロンに行ってきました。

モーターショーのある年も、ない年も東京オートサロンは開催されます。モーターショーは東京ビッグサイトに会場を移しましたが、オートサロンは幕張のままです。クルマの展示会なので、クルマで来る人が多いのはあたりまえで、公共交通の利用も特に呼びかけられていないように見えました。

ひとことで言うと、クルマのカスタマイズなので、モーターショーよりも娯楽性の高い展示会です。それだけに知名度は低くても人気があります。ご覧のように駐車場も大混雑ですが、高速も大渋滞です。当日は市川JCTからメッセ駐車場まで2時間以上かかりました。

幕張メッセ駐車場

30回目

オートサロンも今回で30回目。伝統のあるイベントであることには間違いありません。そのうち14回行ってます(笑)。過去のチケット写真は、こちらへ。

あいかわらず盛況です。ここまで人が来る幕張のイベントは少なくなりました。モーターショーほどではありませんが、外国人の姿も結構見かけるようになりました。

30回目

クラシックカー

カスタム・チューニングカーといっても、最新のクルマだけではありません。クラシックカーもけっこう展示されています。昨年のモーターショーで新型86が発表されたためか、ハチロクは目立たなくなりましたが、今回はこの2000が数台並んで展示されていました。

こういったクルマ1台の展示のみ(グッズの販売などを行っていない)の場合は、かなり身軽で、展示終了後すぐにクルマごと帰宅できるようです。このクルマに、東関道で帰り追い越されました。

クラシックカー

ゴールド

展示会では、基本的に目立たなければならないので、ド派手なクルマが多数です。実際にそれに乗る人が多いかどうかは別の話です。今回は、完全な「ゴールド」の塗色のクルマを3台程度見かけました。

その中でもっとも写真うつりがよいと感じたクルマです。ただし、ゴールドは七変化の色なので、屋内と屋外、昼と夜でも見え方が相当違うと思います。それも楽しみかもしれません。

ゴールド

オープンハート

軽自動車は相変わらず人気です。「cocoa」のようにかわいいクルマも、もっと流行るかもしれません。おもいっきりかわゆいのが、こういったクルマです。実際にここまでやると、恥ずかしさのほうが強くなるかもしれませんが、ハート型のホイールは、普通にかわいいと思います。

クルマはメカなので、どうしても攻撃的な雰囲気を醸し出すことになってしまいます。それがいいという人も多いのでしょうが、私は好きではありません。恥ずかしくなく、攻撃の雰囲気を薄めるのは、相当なセンスが必要かもしれません。

オープンハート

痛車

開き直って、おもいっきり恥ずかしい(と私は思う)クルマももちろんあります。一時ほど話題になりませんが、今回も2台程度、痛車を見かけました。話題にならなくても展示されているということは、市民権を得ているということでしょう。

なんとなく、「クルマ好き」と「アニメ好き」を兼務している人はほとんどいないようなイメージがありましたが、趣味の組み合わせは、けっこうバラエティに富んでいるようです。内容はともかく、違うジャンルの趣味を複数持つことは、視野を広げる上では大切と思います。

痛車

POLICE

昨年のオートサロンでも、改造警察っぽい車両はありましたが、今回は海外警察っぽい車両がありました。やはりこのジャンルも人気があるということだと思います。

パトカーは、格好よくあってほしいと思います。日本の警察車両も、海外に負けない格好よさが、どうしても必要と思います。なぜかは、よくわかりません。でも、多くの人がそう感じているのでしょう。映画、アニメなどの舞台に、格好よい警察、警察官、パトカーは多く登場しています。今後も警察車両に期待しましょう。

POLICE

大和撫子

オートサロンは海外からも来訪されているということもあり、日本らしさ、和テイストのクルマも毎年展示されています。桜や着物風の塗装などです。

日本らしさというと、侘び寂びの世界かもしれませんが、オートサロンはそうはいきません。豊臣秀吉の黄金の茶室とか、戦国時代のジパング大商人のようなド派手な日本らしさのクルマです。でも、日本を元気にするのはこういったものかもしれません。私はこんな日本らしさもあっていいと思います。

大和撫子

漢字文化

日本のクルマは、ラテン語や和製英語なども含め、ほとんどが海外言語の車名がついています。でも、オートサロンでは、けっこう漢字好きの方も多いみたいで、昔から漢字のデザインがあちこちに散りばめられています。

個人的には、車名も日本語で、エンブレムも漢字のほうがいい気もします。中国のクルマと間違えられるなら「ひらがな」でもいいですが。

漢字文化

慶虎

慶虎です。要するに軽トラックです。当て字ですが、うまくあてたと思います。外来語を同音の縁起のよい漢字をあてるのは、中国の得意分野ですが、そういったものを思い出しました。

軽トラックもカスタマイズされています。トラックのカスタマイズといえば、アメリカアメリカのイメージがありますが、軽トラックなので、日本らしいともいえます。税金などの安いクルマを格好よく乗るのは、これからの流れかもしれません。

慶虎

エゴカー

「もっとエゴカー」と書かれています。しかし、ベースのクルマは正真正銘のエコカー、プリウスです。エゴカーは、洒落です。

クルマをカスタマイズして自己主張するのは、見方によってはそれだけでエゴなのかもしれませんが、だからこそベースとなるクルマはエコカーで、社会に受け入れられる改造が大切と思います。オートサロンのような文化が、規制されるかたちで終焉を迎えるのは避けたいものです。

エゴカー

実用的な

最も売れているクルマだけあって、オートサロンに展示してあるプリウスの割合は、年々増えています。これでもかというぐらいプリウスがあります。

その中で、最も大胆で実用的な改造をしていたのが、このプリウスです。足回りは大丈夫かといった、走行性能への疑問はともかく、環境にやさしく、燃費がよくて、いろいろなことができるクルマは、誰もが望んでいて、受け入れられるものと思います。

もうひとつ、エコカーとしては、電気自動車の普及で、プリウスが追われている立場になりつつあるのかもしれません。エコ以外の主張できるところがないと売れないということでしょう。競争により自動車が健全な発展に向かうことを期待します。

実用的な

LED

もうひとつ実用的なアクセサリーです。今年は節電のため家庭にLEDの普及が進みましたが、クルマの照明でもLEDがかなり普及しています。ひとつにはLEDの技術向上が大きな要因と思います。

昼間もONしておくデイライトとしてLEDを採用しているものが多いようです。安全のためのクルマ照明関係は、オートサロンのようなところから普及が進み、いつの間にか標準で採用されているものもあります。

ハイマウントストップランプ、ウインカー付きドアミラーにつづく、第三の安全装備として、写真のようなLEDデイライトが普及するのではないかと思います。

LED

OBAYASHI健在

クルマに組み込むド派手な音響装置、OBAYASHI FACTORYの改造車も健在です。実用的な改造ではありませんが、人を寄せつけるパワーのある改造です。

写真ではわかりませんが、音の迫力は本当にすごいんです。スピーカーの配置もデザインに凝っているように見えます。

OBAYASHI

コンパニオン

コンパニオンもかなりいらっしゃいます。97年頃は、コンパニオンはほとんど見かけませんでした。会場が晴海から移ったころから、コンパニオンの数も増え、一時期はクルマを見ることができないような状態もありました。

最近は、うまくバランスがとれていて、クルマもコンパニオンもそこそこちゃんと見ることができます。しかし、展示会としては、女性の来訪者が増えるような企画があるとまたおもしろくなると思います。モーターショーとの残念な違いはそこなんです。

コンパニオン

最後にモノトーンの世界へ。派手なカスタマイズの多いオートサロンでは、モノトーンのクルマは目を引きます。

普通でもなく、地味でもない、しかし派手でもない。迫力はあるが、押しつけはない。そういったクルマは難しいと思います。展示してあるものと走行中もイメージは相当違うし、ファミリーカーの中にあったらどんなところかといったことも気になります。しかし、展示会でいろいろクルマを見ることによって、クルマだけでなく、デザインや発想の勉強になります。

黒

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